結婚相談所に入会すれば、真剣に結婚を考える素敵な人と出会える――多くの方がそう信じて、決して安くない入会金や月会費を支払います。しかし、現実はそう甘くありません。
実は、結婚相談所で婚活をしている方の多くが、「こんなはずじゃなかった」という経験をしています。何十万円も支払ったのに、出会うのは価値観が合わない人ばかり。お見合いを重ねても、なかなか良い関係に発展しない。時間とお金だけが消えていく――そんな悩みを抱えている方が少なくないのです。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。それは、結婚相談所には「書類上は問題ないけれど、実際に付き合うと問題がある人」が一定数存在するからです。年収証明や独身証明書といった書類審査は通過していても、性格やコミュニケーション能力、価値観といった「人間性」の部分は審査されていないのが現実なのです。
この記事では、結婚相談所でよく遭遇する「避けるべき男性のタイプ」を、わかりやすく「3B男性」「3C男性」という6つのカテゴリーに分類してご紹介します。これらのタイプを事前に知っておくことで、貴重な時間とお金を無駄にすることなく、本当に相性の良い相手を見極めることができるようになります。
「3B・3C男性」とは何か?その由来と婚活版の意味

元祖「3B・3C」の概念
まず、「3B」「3C」という言葉の由来をご説明しましょう。これは、昔から「結婚相手として避けた方が良い」とされてきた職業の頭文字を取ったものです。
元祖3Bとは、「バーテンダー」「バンドマン」「美容師」のこと。夜型で不規則な生活、収入が不安定、そして何より出会いが多くて浮気の心配がある――そんなイメージから、結婚相手としては敬遠されがちでした。
一方、令和に入って登場した元祖3Cは、「カメラマン」「クリエイター」「カレーをスパイスから作る男」。こだわりが強すぎて日常生活で振り回されそう、という現代的な懸念を反映したミームとして広まりました。
婚活版「3B・3C」は性格・行動パターンに注目
今回ご紹介する婚活版の「3B・3C」は、これら元祖のオマージュですが、職業ではなく性格や行動パターンに着目した分類です。
なぜ職業ではなく性格なのか?それは、婚活で最も重要なのは「その人の人間性」だからです。どんなに立派な職業や収入があっても、性格に問題があれば幸せな結婚生活は送れません。逆に、職業や収入が平均的でも、人間性が優れていれば素晴らしいパートナーになり得ます。
結婚相談所では、年収や学歴、職業といった「スペック」は書類で確認できます。しかし、その人の性格、コミュニケーション能力、価値観の柔軟性といった「中身」は、実際に会って話してみないとわかりません。
そして残念ながら、結婚相談所のカウンセラーは、会員の性格的な問題を根本的に指摘したり改善させたりすることは少ないのです。「笑顔を増やしましょう」「清潔感のある服装を心がけましょう」といった表面的なアドバイスはしますが、その人の価値観や性格の根本に踏み込むことは避ける傾向にあります。
なぜなら、そこまで踏み込めば膨大な時間と労力がかかる上、下手をすればクレームになるリスクもあるからです。その結果、性格に問題のある会員が、何も改善されないまま長期間在籍し続けることになります。
このような背景から、婚活をする女性(そして真剣に相手を探す男性も)は、自分自身で「避けるべき相手」を見極める目を養う必要があるのです。
6つのタイプを知れば、失敗を避けられる

それでは、具体的に「避けるべき男性」の6つのタイプを詳しく見ていきましょう。これらのタイプを知っておくことで、お見合いやデートの段階で早期に見極めることができ、時間とお金の無駄を防ぐことができます。
【婚活版3B男性】仮交際に進むべきではないタイプ
3B①:武勇伝男(ぶゆうでん男)
特徴:過去の栄光話ばかりする
「俺、昔はモテたんだよね」「学生時代はバンドやってて、ライブ後は女の子が列を作ってた」「前の会社では最年少で係長になったんだ」――お見合いの席で、こんな風に過去の話ばかりする男性に出会ったことはありませんか?
このタイプは「武勇伝男」と呼ばれ、婚活市場では要注意人物です。
問題点:現在の自分を改善する気がない
武勇伝男の最大の問題は、「今の自分」を客観視できず、改善する意欲がないという点です。過去の栄光にすがりつき、「あの頃は良かった」と回顧するばかり。現在の自分が婚活市場でどう評価されているのか、まったく理解していません。
カウンセラーから「プロフィール写真をもっと明るい雰囲気にしましょう」「服装を今風にアップデートしましょう」とアドバイスされても、「いや、俺は昔からこのスタイルだから」と聞く耳を持ちません。「昔はこれでモテたんだから、今もこれでいいはず」という謎の自信を持っているのです。
さらに厄介な点:女性に対して上から目線
このタイプは、女性に対しても無意識に上から目線になります。「君、何歳?ああ、まだ若いね。俺が色々教えてあげるよ」といった具合に、相手を見下す発言をします。
過去にモテた(と本人が思い込んでいる)経験から、「女性は自分を選んで当然」という傲慢な態度が染み付いているのです。
見極めポイント
- お見合いやデートで、過去の話(特に自慢話)が全体の7割以上を占める
- 「昔は〜だった」「以前は〜だった」という言葉を頻繁に使う
- アドバイスを素直に受け入れず、「でも自分は〜」と反論する
- 相手の話よりも自分の話を優先する
このタイプと交際しても、常に過去と比較され、現在のあなたを十分に評価してもらえない可能性が高いでしょう。
3B②:便利屋扱い男(べんりやあつかい男)
特徴:女性を「家事要員」として見ている
「結婚したら、家事は女性がやるものだよね」「仕事で疲れて帰ってくるんだから、家では癒やしてほしい」「料理は得意?俺、外食ばかりだから、家庭的な料理が食べたいんだ」――このように、無意識のうちに女性を「便利な家事要員」として見ているのが、便利屋扱い男です。
問題点:昭和的な価値観から抜け出せない
このタイプは、驚くほど古い価値観を持っています。「男は外で働き、女は家を守る」という、もはや時代遅れな考え方を、令和の現在でも疑いもなく信じ込んでいるのです。
お見合いの席では、相手の仕事内容や趣味、人生の目標といったことにはほとんど興味を示しません。代わりに、「料理は得意か」「家事はできるか」「子供は好きか」といった、「家庭での役割」を確認する質問ばかりします。
相手を一人の人間として尊重するのではなく、あくまで「自分の生活を便利にしてくれる存在」として見ているのです。
さらに厄介な点:自分の考えがおかしいと気づいていない
最も問題なのは、このタイプは自分の考え方のどこが問題なのか、全く理解していないという点です。「だって、結婚ってそういうものでしょ?」と、本気で不思議そうな顔をします。
周囲の既婚男性が家事を分担しているのを見ても、「あいつは尻に敷かれてるな」と笑い飛ばすだけ。時代の変化についていけていないことに、まったく気づいていないのです。
見極めポイント
- 相手の仕事やキャリアについて深く聞かない
- 家事能力や料理の話題ばかり振ってくる
- 「女性は〜すべき」「男性は〜するもの」という表現を使う
- 家事分担について話すと、明らかに嫌な顔をする
- 共働き希望なのに、家事は女性がやるものだと思っている
このタイプと結婚すると、たとえ共働きでも家事育児の負担はほぼ女性に集中し、ワンオペ状態になる可能性が非常に高いでしょう。
3B③:ベスト条件病男(べすとじょうけんびょう男)
特徴:相手に求める条件がどんどん増える
「年齢は30歳まで」「身長は160センチ以上」「大卒以上」「料理が得意」「共働き希望」「子供は2人欲しい」「親との同居はなし」「趣味が合う」「価値観が一致」――このように、相手に求める条件がどんどん増殖していくのが、ベスト条件病男です。
問題点:自分の市場価値を棚に上げている
このタイプの最大の特徴は、「自分のスペックは棚に上げて、相手にばかり条件を求める」という点です。
自分は40代・年収400万円・身長165センチといった平均的なスペックなのに、相手には20代・美人・家庭的・共働き可能・趣味が合う――といった、明らかに釣り合わない条件を平気で要求します。
そして実際にお見合いをしても、常に「もっといい人がいるかもしれない」という思考に囚われています。目の前の相手の良いところを見るのではなく、「でも、もう少し若い人の方が」「でも、もう少し料理が上手い人の方が」と、常に減点方式で人を評価しているのです。
さらに厄介な点:永遠に決められない
このタイプは、一生決められません。どんなに条件の良い相手と出会っても、必ず何かしらの不満を見つけて、「もっと上がいるはず」と次の相手を探し始めます。
そして気づけば何年も婚活を続けているのに、一度も真剣な交際に発展したことがない――という状態に陥ります。
見極めポイント
- 初対面なのに、相手の条件を細かくチェックしてくる
- 「理想は〜」「できれば〜」という表現を多用する
- 相手の良い点よりも「足りない点」を探そうとする
- 他の会員と比較するような発言をする(「前に会った人は〜だったけど」など)
- お見合い後、些細な理由で次に進むのを断る
このタイプと交際しても、常に他の女性と比較され、あなたの価値を十分に認めてもらえないでしょう。また、交際が進んでも結婚を決断できず、ズルズルと時間だけが過ぎていく可能性が高いです。
【婚活版3C男性】真剣交際すべきではないタイプ
3C①:コミュ障男(こみゅしょう男)
特徴:会話が極端に偏っている
お見合いの席で、延々と自分の趣味の話をするか、あるいは完全に無言でうつむいているか――この二択しかないのが、コミュ障男です。
自分語りタイプの問題点
自分語りタイプの場合、相手の話には全く興味がありません。「ああ、そうなんだ」と適当に相槌を打って、すぐに自分の話題に戻します。
「俺、最近ガンプラにハマっててさ」「この前、秋葉原で限定版を買ったんだけど」と、相手が興味を持っているかどうかも考えず、一方的に話し続けます。相手が話したそうにしていても、話の腰を折って自分の話題に持っていきます。
無言タイプの問題点
一方、無言タイプの場合は、質問されても「はい」「いいえ」「そうですね」といった、短い返事しか返ってきません。会話を広げようとする努力が一切ありません。
相手が必死に話題を振っても、「そうですね」「別に」「わからないです」といった、会話を終わらせる返答ばかり。お見合いが終わる頃には、相手は完全に疲弊しています。
根本的な問題:相手とコミュニケーションを取る気がない
どちらのタイプも共通する問題は、「相手とコミュニケーションを取る気がない」という点です。
結婚は、毎日顔を合わせて生活を共にするものです。それなのに、会話が成立しない相手と、どうやって生活していけというのでしょうか。喜びも悲しみも分かち合えない、問題が起きても話し合って解決できない――そんな結婚生活は、想像しただけで息苦しくなります。
見極めポイント
- 自分の話ばかりで、相手の話を深掘りする質問をしない
- 相手の話に対する反応が薄い(相槌だけ、表情が変わらない)
- 質問に対して、一言二言で終わらせる
- 沈黙が続いても気にしない、気まずそうにしない
- お見合い後、「相手と話が合わなかった」と言う(自分の問題とは思っていない)
このタイプと交際すると、常にあなたが話題を提供し、会話をリードしなければならず、非常に疲れる関係になります。また、問題が起きた時に話し合って解決することができないため、ストレスが溜まる一方でしょう。
3C②:クリーン感ゼロ男(くりーんかんぜろ男)
特徴:清潔感という概念を理解していない
プロフィール写真は10年前のもの。実際に会ってみると、シャツはヨレヨレ、髪はボサボサ、爪は伸び放題、体臭も気になる――これが、クリーン感ゼロ男です。
問題点:「清潔」と「清潔感」の違いがわからない
このタイプは、毎日お風呂に入っているから清潔だ、と本気で思っています。しかし、「清潔」と「清潔感」は違います。
清潔感とは、服装や髪型、肌の手入れ、爪の管理、体臭対策など、「見た目の印象」を含めた総合的なものです。しかし、このタイプはそれを全く理解していません。
さらに厄介な点:「中身を見てほしい」と主張する
さらに問題なのは、このタイプは自分の外見を改善する努力をせず、「中身を見てほしい」と言い張る点です。
「見た目じゃなくて、中身で判断してほしい」「外見で人を判断する女性は浅い」と、自分を棚に上げて相手を批判します。
しかし、残酷な現実をお伝えしましょう。婚活において、第一印象は極めて重要です。特にお見合いという短時間の場では、外見の印象がすべてと言っても過言ではありません。
どんなに「中身が良い」と主張しても、第一印象で「この人は無理」と思われてしまえば、中身を知ってもらう機会すら得られないのです。
根本的な問題:相手のために努力する気がない
このタイプの本当の問題は、「相手に良く思われようとする努力をしない」という姿勢です。
「ありのままの自分を受け入れてほしい」と言いますが、それは「努力をしたくない」という怠惰の言い訳に過ぎません。
結婚は、お互いに相手のために努力し、歩み寄っていくものです。その第一歩である「相手に良く思われる努力」すらできない人が、結婚生活で相手のために努力できるとは到底思えません。
見極めポイント
- プロフィール写真と実物のギャップが大きい(明らかに古い写真を使っている)
- 服装がヨレヨレ、サイズが合っていない、時代遅れのデザイン
- 髪型がボサボサ、フケが目立つ、整えられていない
- 爪が伸びている、汚れている
- 体臭や口臭が気になる
- 「見た目より中身」を強調する
- 外見を改善するアドバイスに対して否定的
このタイプと交際しても、デートのたびに気になってしまい、リラックスして楽しむことができません。また、結婚後も身だしなみに気を使わない可能性が高く、一緒に外出することが恥ずかしくなるかもしれません。
3C③:コントロール強め男(こんとろーるつよめ男)
特徴:自分の生活ルールを押し付ける
「食事は1日3回、決まった時間に摂るべき」「掃除は毎日するのが当然」「休日は家でゆっくり過ごすのがベスト」「夜更かしは体に悪いから、22時には寝るべき」――このように、自分の生活ルールを相手にも押し付けようとするのが、コントロール強め男です。
問題点:自分のやり方が「正解」だと信じている
このタイプは、自分の生活スタイルが「正解」だと信じて疑いません。そして、相手にもその「正解」に従うことを求めます。
相手が違う生活リズムを持っていても、「それは間違っている」と否定し、自分のやり方に合わせさせようとします。
お見合いの席でも、このタイプは相手の生活習慣を細かくチェックします。「朝は何時に起きるの?」「食事は自炊?外食?」「休日は何をしてるの?」「寝る時間は?」と、まるで面接のように質問攻めにします。
そして、自分の期待と違う答えが返ってくると、「それは良くないね」「それは改めた方がいいよ」と、上から目線でアドバイスを始めるのです。
さらに厄介な点:「相手のため」だと思い込んでいる
最も厄介なのは、このタイプは自分が「正しいことを言っている」「相手のためを思っている」と本気で信じている点です。
相手のためを思ってアドバイスしている、相手を良い方向に導いている、と信じています。自分の行動が「相手をコントロールしようとしている」「相手の自由を奪おうとしている」とは、まったく気づいていないのです。
根本的な問題:協調性がない
このタイプの根本的な問題は、「協調性がない」という点です。
結婚は、二人で新しい生活を作り上げていくものです。お互いの生活習慣やペースを尊重し合い、歩み寄っていくものです。
それなのに、最初から「自分のやり方に合わせろ」という姿勢では、共同生活など成り立つはずがありません。
見極めポイント
- 生活習慣について細かく質問してくる
- 相手の生活スタイルに対して「それは良くない」と否定する
- 「〜すべき」「〜するのが当然」という表現を多用する
- 自分のルールややり方を詳しく説明し、それが正しいと主張する
- 柔軟性がなく、妥協する姿勢が見られない
- 相手の意見や提案を聞き入れない
このタイプと交際すると、常に相手のルールに合わせなければならず、自分らしく生きることができなくなります。結婚後は、さらにコントロールが強まり、息苦しい生活になる可能性が非常に高いでしょう。
なぜこれらの「地雷男性」が結婚相談所に多いのか?

ここまで6つのタイプをご紹介してきましたが、「なぜこんな問題のある人が結婚相談所に多いのか?」と疑問に思った方もいるでしょう。
その理由は、結婚相談所のビジネスモデルと構造的な問題にあります。
理由①:書類審査では人間性は測れない
結婚相談所は「入会審査が厳しい」「年収証明が必要」「独身証明書の提出が必須」といった、いかにも信頼性の高そうなシステムを謳っています。
しかし、これらの書類審査が確認できるのは、「法的に独身で、一定の収入がある」というだけです。人間性や性格、コミュニケーション能力、価値観の柔軟性などは一切審査されません。
つまり、どれだけ性格に問題があろうと、どれだけ時代錯誤な価値観を持っていようと、書類さえ揃えば誰でも入会できてしまうのです。
理由②:カウンセラーは性格の問題を根本的に指摘しない
結婚相談所のカウンセラーは、会員に対して表面的なアドバイスはします。「笑顔を増やしましょう」「清潔感のある服装を心がけましょう」といった、誰でも言えるような当たり前のことを。
しかし、その人の根本的な性格の問題や、時代錯誤な価値観については、ほとんど指摘しません。
なぜなら、それを指摘して改善させるには膨大な時間と労力がかかる上に、下手に指摘すればクレームになるリスクもあるからです。
理由③:長期会員は「優良顧客」
結婚相談所の主な収益源は、「入会金」と「月会費」です。成婚料を取る相談所もありますが、それは成婚した時にしか発生しません。
つまり、結婚相談所にとって最も安定した収益源は、「長期間会員でいてくれる人」なのです。
逆説的ですが、「すぐに成婚してしまう人」は、結婚相談所にとってあまり儲からない客なのです。入会金と数ヶ月分の月会費、そして成婚料だけで終わってしまうからです。
一方、「何年も婚活を続けてくれる人」は、毎月安定して月会費を払ってくれるため、相談所にとっては理想的な客なのです。
そして、今回紹介した6タイプの男性たちは、まさに「長期間婚活を続けてくれる」タイプなのです。
- 武勇伝男:プライドが高いので簡単には諦めない
- 便利屋扱い男:自分の価値観が間違っているとは思っていないので、「いつか理解してくれる女性が現れる」と信じて続ける
- ベスト条件病男:「理想の相手」を探し続ける
- コミュ障男:「相性の良い相手」を待ち続ける
- クリーン感ゼロ男:「中身を見てくれる相手」を探し続ける
- コントロール強め男:「自分の正しさを理解してくれる相手」を求め続ける
結婚相談所は、こうした男性たちに「次こそは良い出会いがありますよ」「もう少し頑張りましょう」と励まし続けて、会費を払い続けてもらうのです。
失敗しない婚活のための具体的な行動指針

ここまで読んで、「結婚相談所は怖い」「婚活なんてやめようかな」と思った方もいるかもしれません。しかし、諦める必要はありません。
重要なのは、「見極める目を持つこと」です。そして、自分自身も魅力的な人間になる努力を続けることです。
行動指針①:お見合い・デートで見極めるチェックリスト
お見合いやデートの際に、以下のポイントをチェックしましょう。
会話のバランス
- [ ] 相手は自分の話ばかりでなく、こちらの話も聞いてくれるか?
- [ ] 質問に対して、きちんと答えた上で、こちらにも質問を返してくれるか?
- [ ] 会話のキャッチボールが成立しているか?
価値観の確認
- [ ] 家事分担について、どのように考えているか?
- [ ] 共働きの場合の役割分担について、柔軟に考えているか?
- [ ] 相手の仕事やキャリアを尊重してくれているか?
外見・清潔感
- [ ] 服装は清潔で、TPOに合っているか?
- [ ] 髪型や爪など、身だしなみに気を使っているか?
- [ ] 相手に良い印象を与えようとする努力が見られるか?
柔軟性・協調性
- [ ] 自分の意見を押し付けず、相手の意見も聞いてくれるか?
- [ ] デートの場所や時間など、相談して決めようとしてくれるか?
- [ ] 「〜すべき」「〜が当然」という表現を多用していないか?
相手への関心
- [ ] あなた自身に興味を持ってくれているか?
- [ ] あなたの話を真剣に聞いてくれているか?
- [ ] あなたを一人の人間として尊重してくれているか?
これらのチェックリストで、複数の項目に「No」がついた場合は、その相手との交際を慎重に考えた方が良いでしょう。
行動指針②:早期に見切りをつける勇気を持つ
婚活では、「もったいない」という気持ちが邪魔をすることがあります。
「せっかくマッチングしたのに」「もう少し様子を見れば変わるかも」「他に良い人が現れないかも」――そんな不安から、明らかに合わない相手との交際をズルズル続けてしまうのです。
しかし、時間は有限です。合わない相手に時間を費やすよりも、早めに見切りをつけて、次の出会いに進む方が賢明です。
特に、今回紹介した6つのタイプの特徴が複数当てはまる場合は、「この人は変わらない」と割り切って、早めに距離を置くことをお勧めします。
行動指針③:自分自身も魅力的な人間になる努力を
ここまで「避けるべき男性」について書いてきましたが、婚活で成功するには、自分自身も魅力的な人間であることが重要です。
外見を整える
- 清潔感のある服装を心がける
- 髪型やメイクを今風にアップデートする
- 体型維持や健康管理に気を配る
内面を磨く
- コミュニケーション能力を高める
- 相手の話を聞く姿勢を身につける
- 柔軟な価値観を持つ
自分の市場価値を客観視する
- 相手に求める条件と、自分のスペックのバランスを考える
- 譲れない条件と、妥協できる条件を明確にする
- 完璧な相手を求めすぎない
行動指針④:結婚相談所以外の選択肢も検討する
結婚相談所だけが婚活の手段ではありません。
マッチングアプリ
- 費用が安く、気軽に始められる
- 多くの人と出会える
- ただし、真剣度は人によって異なる
婚活パーティー
- 一度に複数の人と会える
- 直接話せるので、雰囲気がわかりやすい
- ただし、短時間で判断しなければならない
友人・知人の紹介
- 紹介者がお互いをある程度知っているので安心
- ただし、断りにくい場合もある
趣味のコミュニティ
- 共通の趣味があるので、話が合いやすい
- 自然な形で関係を深められる
- ただし、必ずしも独身の人ばかりではない
それぞれにメリットとデメリットがあるので、複数の方法を併用するのも良いでしょう。
行動指針⑤:カウンセラーを過信しない
結婚相談所のカウンセラーは、確かに婚活のプロです。しかし、彼らのアドバイスを鵜呑みにするのではなく、最終的には自分の直感を信じることも大切です。
カウンセラーは、あなたの幸せを第一に考えているわけではありません。彼らのビジネスは、あなたが会員でいてくれることで成り立っています。
そのため、「もう少し頑張りましょう」「次はきっと良い人が」と、必要以上に引き留められることもあります。
自分の時間とお金を守るためにも、「これ以上は無理」と思ったら、退会する勇気も必要です。
まとめ:幸せな結婚のために、賢く婚活しよう
結婚相談所には、確かに真剣に結婚を考えている素敵な方もたくさんいます。しかし同時に、今回ご紹介したような「避けるべきタイプ」も一定数存在するのが現実です。
大切なのは、盲目的に相手を信じるのではなく、冷静に見極める目を持つことです。
今回ご紹介した婚活版3B・3C男性
3B男性(仮交際に進むべきでない)
- 武勇伝男:過去の栄光にすがり、現在を改善しない
- 便利屋扱い男:女性を家事要員として見ている
- ベスト条件病男:完璧な条件を求め続け、決められない
3C男性(真剣交際すべきでない)
- コミュ障男:会話が成立しない
- クリーン感ゼロ男:清潔感がなく、改善する気もない
- コントロール強め男:自分のルールを押し付ける
これらのタイプの特徴を知っておくことで、お見合いやデートの早い段階で見極めることができます。
そして最も重要なのは、あなた自身が幸せになることです。
「結婚しなければ」というプレッシャーから、妥協した相手を選んでしまうと、その後の人生が不幸になる可能性があります。
焦らず、自分を磨きながら、本当に相性の良い相手を見つけてください。
結婚は、人生のゴールではなく、新しい人生のスタートです。そのスタートを、妥協した相手ではなく、本当に心から愛せる相手と切るために。
今日から、あなたの婚活を見直してみませんか?
あなたの行動が、あなたの未来を変えます。
この記事が、あなたの婚活を成功に導く一助となれば幸いです。賢く、そして自分らしく、幸せな結婚への道を歩んでいってください。


